新居靖子/Yasuko Nii

新居靖子のブログです。

11月のコンサート

11月はコンサート続きで、最後に今年一大のイベントのコンサートがあります。

まず11月6日は芝の会のサロンコンサートでした。
よく利用させてもらってる松尾楽器が今年で閉鎖と知ってショックです。
ここでの最後の演奏になりました。
偶然最後にここで演奏できたこと、感無量です。


そして11月13日は母校での卒業生コンサート。
今年は私たちの学年、4人も出演し、友達もたくさん聴きにきてくれて、これも感謝感激でした。

ちょっと残念やったのは、歌の伴奏したとき、ピアノの蓋を全開で弾くことを、先生にわかってもらえなかったこと。
日本では、声楽の伴奏はピアノの蓋は閉めて弾くもの・・・というイメージがあるらしく、リハーサルで「全開で弾く?そんな格好悪いこと、変でしょ!!!」と怒られた!!!
最初は、蓋を全開で弾くという私に、「じゃ、一度演奏聴いてみましょうか?」と、おっしゃったのに、聴いてみてピアノがうるさすぎたのなら、先生も説得できたんでしょうが、響きはすごくよかったはずで(弾いてみても、ちょうどよかったからね)最終的には、外見でしか判断してもらえず、演奏がどうかなんて無視された。

ヨーロッパの人は、ピアノの反響板を利用して、声をうまく響かすようにピアノの近くに立つという、いろんなアイデアをお持ちで、それも歌手に提案したら先生に「そんなところに立ったらおかしいでしょ!!!」とまた怒られた。。。
なぜ???おかしいのは先生だよ。

結局、本番は蓋は半開にされ、お客さんが入ったら響きが吸収されて、リハーサルより地味になってしまった。せっかくオペラやったし全開で弾けばもっとお客さんに届いたのに・・・。
会場は響かないし、ピアノも鳴らないから、全開にするの
が一番よかったのになぁ・・・。

マティアスなんか、必ず全開やしね。全開が怖いって人もおるけど、それは音が悪いからやね。はは。


音楽は耳で聞いて楽しむもの、外見でしか判断できないなんて悲しい・・・。
でも日本ではまだまだ、そんな風習しかないのよね。寂しいね。


そして、11/26には大きなコンサート。
ゲストで岡田先生も出演してくださります。彼はすごーい経歴お持ちで、演奏もすごい。私好みではないけど、バリバリ、素晴らしいですよ。
ぜひお越しくださいませ。

チケットまだまだありますので、ぜひお越しをお待ちしております。
よろしくお願いいたします。