新居靖子/Yasuko Nii

新居靖子のブログです。

神戸布引ハーブ園【森のホール】

神戸布引ハーブ園の【森のホール】にて、今年は初めてチェロのクラスとの発表会、
子供の部
大人の部


 
そしてこちらも初めて、リサイタル形式の「感謝の音色」チェロコンサート。


木のぬくもりがある森のホール、本当にステキなんです。。。

 
でも天候によって、ロープウエィが止まると使えないというリスクがあるんやけどね。。。汗

 
発表会は晴天やったけど、チェロコンサートの日は、警報がでるような悪天候。。。

 
そんな中やのに、たくさんのお客さんに囲まれて幸せでした。

 
チェロの森本さんの名前にピッタリの森のホール、そして彼のチェロと木でできた会場の相性も合うそうで、とても好評でした。

 
私の中にはなかったことやけど、当日は森本さんのおしゃべりも入り、曲目解説を入れてくれたのもよかったんやと思う。

 
彼はとてもいいお声なので、マイクなしで話され、お客さんはうっとりやったんではないでしょうか?

 
どなたかがおっしゃってた言葉ですが、”インプットしてもアウトプットしないと成長しない!”って、今回はそれをすごく実感できる経験やったです。

 
実は発表会では全然弾けなくて、2週間後にくるコンサートで弾けるのか?と、毎日緊張の日々で、胃潰瘍になりそうやってんけど、森本さんもそれを察知して、いろいろアドバイスしてくれたり、練習も熱心に付き合ってくれて・・・。

 
そのお蔭でか、本番は今までにはない落ち着いた演奏ができたんです。


弾きながらいろいろと先が見えてくるし、チェロの音も耳に入ってくるし、楽しいって思える瞬間もたくさんありました。

 
もっともっと自分を開放して弾きたいなぁって、今後の課題ですが、本番を経験しなければ絶対に得られないことを今回のステージで学べました。

 
練習と本番と、何でこんなに人が変わるんやろう?って自分であほらしくなってしまったりするけど、これが私なんよね。

 
変なプライドもあるし、よく魅せたいとか、うまく弾きたいとか、考えてしまうんでしょうね。

 
それに気づかせてくれるのは、本番を経験するしかないのよね。

 
練習したものや学んだことを舞台でやらなければ、たぶん本当のことってわからんかったと思う。


たくさんの人に応援してもらって、たくさんの方に聴いていただけて、たくさんのステキな曲にであえて、共演者からたくさんの刺激、贅沢すぎる時間でした。

 
台風で停電し、コンサート間近で何もできない一日もありましたが、そんなときにフッと浮かぶ面白いアイデアもあったりして、充実してました。


すべてに感謝です。ありがとうございました。


このコンサートはまたどこかでやりたいです。
選曲もすごくよかったと思うんです。どの曲もほんと大好きやし、誰でも知ってそうな曲もたくさんあり、アンコールで弾いたシンドラーのリストは、やっぱグサッと心に刺さってもらえたようで!!!

 
9.11の2日前と言うこともあり、祈りをテーマにしました。


9.11は父の命日ってこともあり、でもそれはすっかり忘れてて、偶然なんやけど、感慨深いコンサートにもなりました。

 
このプログラム、どなたか依頼いただければ、お引き受けしますし、どこかで弾けそうな機会があればぜひやりたいので、宣伝もかねて書いてます。笑


プログラム
バッハ;無伴奏チェロ組曲
エルガー:愛の挨拶
ブロッホ:祈り
ドボルザークユーモレスク7番

ラフマニノフ:ヴォカリーズ
ショパン夜想曲2番
ピアソラリベルタンゴ

サーン=サーンス:白鳥
久石譲おくりびと
マスカーニ:カヴァレリア・ルスティカーナより「間奏曲」

  • アンコール-

シンドラーのリスト
カザルス;鳥の歌

でした。


どこかでまた再演できる日がくることを願って。。。
よろしくお願いいたします。