新居靖子/Yasuko Nii

新居靖子のブログです。

武満徹

昨日は芝の会、サロンコンサートでした。
今回はソロはなく、武満徹の伴奏だけをさせてもらいました。

前回の6月と今回12月、二回に分けて武満さんを取り上げ、声楽メンバー全員で何曲かずつ演奏するという新しいスタイルでしたが、楽しかった〜。でもかなり緊張でした。

武満さんの曲ですが、ジャズやったり、シャンソンやったり、クラシックとはちょっと違った世界、その分演奏は難しかった・・・。

今回の会場は新しいホールで小さなサロン室でしたが、よく響き、ピアノもよく鳴り、弾きやすかったです。

今回演奏した内の一つ、『小さな空』これはかなり有名な曲ですが、これがいい曲で、、、泣けます。でも私のピアノじゃ、誰も泣けなかったでしょうが・・・。
自分で弾いていてジーンと感動することはありますが、本番ではそんな余裕なんてもちろんありませんけどね。舞台で弾きながら泣いてる人おりますが、あれって演技ちゃうんでしょうか。(^_^;)
自分のピアノで泣けるなんて・・・ありえへん。私は弾くのにまだまだ精一杯やからなんかなぁ。

何度も舞台で弾いているから、緊張なんてせえへんでしょ?ってよく聞かれますが、いやいや、緊張はかなりします。私の弾いている姿は余裕が感じられるんやって・・・。最近よくこう言われるんですが、余裕なんて全くないです。(>_<)

でも舞台で弾くたびに学ぶことはたくさんありますね。舞台で弾くチャンスがなければ経験できないことばかり。
舞台で弾くチャンスがあることは本当にありがたいです。

”明日描く絵が一番すばらしい”
これはピカソの逸話ですが、ピアノも同じですね。
そう思って勉強していれば、尊敬するピアニストにも近づける・・・。
そう信じてまた頑張ろうと思います。

演奏する機会を与えて頂いたり、聞いてくださる方がいたり、みなさんに感謝です。いつもありがとうございます。