新居靖子/Yasuko Nii

新居靖子のブログです。

グループ研


最近、月一回ある講師会でグループ研究が始まった・・・。
10人程度のグループになって、グループごとにテーマがあってそれについて話し合って、1年後に発表するってもの。

はっきり言って話し合いは魅力のあるものではないんですが、最近レッスンではかなりサボってる自分に反省・・・。
レッスン中椅子に座ったままってことも・・・ただ横で気になったことを注意するだけってことも・・・。あーこれじゃいけません!

グループ研の内容と言うと”私は生徒全員にハノンさせてます。スケール全調させてます!”ってな話しばっかり・・・。

「何のためにですか?」ともう少しで突っ込みそうやった。。。

日本ではまだまだ”ハノン”人気のあるんですね。でもほんまに好きな人っているのかなぁ?他の先生から移ってきた生徒さんで、時々ハノン持ってこられるけど、♪ドミファソラソファミって始まってすぐに私は
”あーこれが続くのかぁ〜。つまらんなぁ”
やっと折り返して後半にさしかかって、
”あともう少しの我慢・・・”
やっと終わった!・・・と思ったら繰り返ししてくれるんだよね。
それもやっと弾き終わったと思ったら・・・今度はリズム練習。
”もうええ。時間がもったいない”っていつも思っちゃう。
そんなつまらんことばっかりしてんと、音楽しない?って言いたくなる。
ハノン弾き終わった生徒には”お疲れさん”ただそれだけしか言いようがないし・・・。

外人の先生はよく、ピアノを弾くっていうのは"play”、遊ぶのも"play”ってことを言われます。
日本の先生はなんで指を動かすことしか知らんのかなぁって不思議ですが、私も日本人先生に習ってたときは、いつもリズム練習させられて、それが当たり前って思って教えてました・・・。

ハノンが好きな先生には、ピアノで遊ぶって言ってもいったいどういうことかわからないでしょうね。偉そうに言ってる私も最初は頭では理解できても感覚としてなかなかわからなかったですから・・・。今思うと異次元って感じです。大げさですがそれほど別ものです。
でも子供にさせてみると、本当に楽しそう〜。子供ってすごいですね。

私が”ピアノと遊ぶ”ってことの本当のおもしろさを教わったのは、ルードヴィッヒ先生から・・・。彼は本当にいろんなアイデアをお持ちで、私はそのアイデアを参考に、生徒にピアノと遊ぶことを教えてあげたいと思ってたのに、最近ちょっとサボってました・・・。

グループ研・・・内容は私には刺激ないですけど、楽しいピアノのレッスンをするエネルギーは失わないようにしないと。。。と思い出させてくれるきっかけとなりました。