新居靖子/Yasuko Nii

新居靖子のブログです。

宍戸睦郎/ピアノソナータ第2番
Mutsuo Shishido/Piano Sonata No.2
?.Allegro
?.Scherzando
?.Elegante
?.Toccata 「トッカータ

この曲はユニークに使った三和音が特徴的です。特に和音の第二転回形が多く使われ。4度の平行進行、自由な転調などが現代音楽的です。
1楽章は伝統的なソナタ形式で、力強い第1テーマと優しい第2テーマが対象的です。2楽章は軽やかに、3楽章は憂鬱な雰囲気でしっとり、4楽章には『トッカータ』と題があり、音の連打で始まり、最後は一気に終わります。
宍戸睦郎(1929〜2007)

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ショスタコヴィッチ/『24の前奏曲とフーガ』より第4番ホ短調
ショスタコヴィチは旧ソビエトの作曲家で20世紀を代表する作曲家の一人です。
この作品は1951年に作曲されました。作品の構想はバッハの没後200年の記念行事のためライプツィヒ(ドイツ)を訪れた時の印象から生まれたもので、後に「バッハの平均律クラヴィーア曲集にならって、一定の形象的内容を持つポリフォニースタイルによる一大曲集を作るようにした」と語っている。

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シベリウス
フィンランドの作曲家であるシベリウスというと交響詩フィンランディア』が有名ですが、彼がこの曲を作曲していなかったらフィンランドの独立はなかったというくらい、当時の社会を大きく揺さぶった曲で、時代を変えてしまうくらいの影響を与えています。

リスト/巡礼の年第2年より『婚礼』
リストの「巡礼の年イタリア」は全部で7曲あり、彼がイタリアを旅した時に得たルネサンスの芸術作品からの印象を受けて作曲されています。『婚礼』はイタリアのラファエロの名画「婚礼(聖母マリアとヨセフの結婚が描かれている)」から受けた感動が綴られています。

ラファエロ『婚礼』